【春のお花がチラホラと、ラムネを頬張り山頂を目指す❗️】~藤原岳~(#79)

登山






春のお花見トレッキングシーズンの到来❗️
(到来ってほどでもないが)毎年この時期はなにかウキウキとさせてくれる。
無骨な岩肌から、黄色や紫の小さな花が顔を出していたら、「春だね~~~😊」と感じることができる。
久々の「初老山行会」での藤原岳山行。
溜まる話もあり、ベチャクチャと会話も弾み、あっという間の山頂でした。
登った山のログで距離ごとの勾配(と傾斜角)を記録している。
※YAMAPとヤマレコのアプリからログを取得
その山のコース(登山ルート)にもよるのだが、勾配大きい≒キツい的な指標を自分なりにもっている。


わかりやすい例をあげると、
滋賀県に「イブネ・クラシ」という山がある。
琵琶湖と鈴鹿山系の間の山。山頂は苔原が広がっており、幻想的な景観を醸し出している。
登山口~山頂までの往復で17.2kmもあり、いわゆる(超)ロングコース。
日帰りではキツいのか???と感じる距離。
しかしながら、コースタイムがなんと7時間弱❗️(ポンコツオヤジながら速い)
(速いが良いわけでもないのだが)特に急ぎ足だったわけでもなく、休息をとらなかっかわけでもなく、理由は簡単 “ 勾配が緩い ” のである。
数字で示すと、8.4%(傾斜角4.8°)※全行程からの算出
好きになった山なので、今でも行程はよく覚えている。たしかにキツい?もしくはまあまあキツい登りがなかったし、(超)緩やかな登り坂が永遠に続いていたそんな記憶がある。
↓山行記録の記事をご参照願います。

「イブネ・クラシ」山頂の様子。
素晴らしい光景でしょ!?



そう、勾配が緩いとロングコースも楽々こなせ、歩行速度も上がるのだ(単純な話なのだが)


藤原岳の話に戻る。
この藤原岳、勾配が30.4%(傾斜角16.9°)と、かなりの勾配を要している山。
他の山との比較をしてみよう。

勾配(%)傾斜角(°)
藤原岳(鈴鹿セブンマウンテン)30.416.9
武奈ヶ岳(滋賀県)21.99.5
高見山(奈良県・滋賀県)19.310.9
六甲山(兵庫県)12.57.1
霊仙山(滋賀県)22.712.8
入道岳(鈴鹿セブンマウンテン)20.011.3
釈迦ヶ岳(鈴鹿セブンマウンテン)23.313.1
竜ヶ岳(鈴鹿セブンマウンテン)24.213.6
雨乞岳(鈴鹿セブンマウンテン)9.75.6


関西圏の山で比較しました。
勾配で30%、傾斜角で15°を超えているのは、藤原岳のみ。
やはり “キツい山 ” というポジションである。


しかしながら調べてみると、鈴鹿セブンマウンテン “結構キツくない???” 山もある。
他の2座も見てみよう。

勾配(%)傾斜角(°)
藤原岳(大貝戸登山口_往復)30.416.9
御在所岳(中登山口_往復)30.817.1
鎌ヶ岳(宮妻渓_往復)29.716.6

上記3座はキツい部類であると思われる。
(もちろん、身体能力や経験値、その日の体調により “キツい” 度合いの個人差はあります)



そんな“キツい”藤原岳、初老メンバーで行ってきました。
春・週末・ピーカンと最高の条件が揃い、登山道は多くの登山者で賑わっていました。
(予想以上の賑わいでビックリ😯)
“勾配がキツい”この山、何故にそんなにも人気なのか???
著者が感じた点を下記してみる。

✅️花の百名山・新花の百名山に選定されている。
  たしかに、フクジュソウの群生地が存在し、美しく咲き誇っていた。

✅️登山口周辺の駐車場が充実している。
  西側の登山口2箇所周辺には、6箇所駐車場(有料・無料)確認できる。
  また、三岐(さんぎ)鉄道三岐線の「西藤原駅」が登山口近くにあり、電車でのアクセスも可能。
  (これは魅力的)
  大阪からだと、「大阪難波」→「近鉄富田」→「西藤原」というアクセスとなる。
 (便数が多いのにビックリ😯)




✅️登山道・道標の整備が行き届いている。
  大きく、きれいな道標が印象的であった(道迷いはまず起きない)

✅️山頂付近の石灰岩が点在する独特のカルスト地形が魅力的。
  他の山では見られない景観が広がり、ドリーネと呼ばれる窪地もみられる。

✅️最後は、山頂からの展望❗️
  360°開けており、御嶽山や伊吹山など見渡せる。


山を愉しむ ≒ 眺望、季節の植物、アクセスの良さ、安心・安全な登山道、地質学的要素などすべて盛り込まれた山であったと思われる。

おっさん同士のベチャクチャとおしゃべりしながらの山行。
疲れも忘れられる山行でした。

🏔️~藤原岳~#79




執筆中に調べ物をしていると、なんと、藤原岳にはスキー場があった❗️のである。
超びっくり😯
そういえば、山小屋(避難小屋)辺りから“ こんもり ”と山頂が見えていたが、あの辺りなのか?
そう、その辺りなんです。

山に行くといつも発見がある(これは最高の喜びである)
次回、その藤原岳にあったスキー場を記事にしたいと思います。

お読みいただき誠にありがとうございました。







【出典】
・Google Map
・Google Earth
・「三岐鉄道」公式サイトより
・「森永製菓」公式サイトより
・「YAMAP」公式サイトより