なんとなく(?)縦走してみようと思い立ち、比良山系へ向かってみる。
縦走路のアップダウンが苦手なのでその克服と、日頃から日光には無縁の生活を送っており、たまには光合成せな!と思い立ち、連日熱中症アラートが “ 危険 ” な状態の中、権現山登山口へ。
ルートは、権現山~ホッケ山~蓬莱山のピストン。
権現山までの急登(汗)、+アブ・ブヨとの闘い! 権現山からは琵琶湖を右側にみての稜線沿い歩き。
これは気持ち良い~。標高が高い分、風も涼しく、景観もGood😁
ホッケ山と小女郎峠の間のピークからは、目指す蓬莱山が間近にそびえ、運行中のリフトも見える。
そこで、ん???北西に池のような水溜まりが❗️
まさかと思い、望遠機能を使いカメラでパシャリ。なんと池がある😕😕😕


リサーチ不足であったのは間違いないのだが、これはまさに高層湿原からの池塘。
地図アプリを確認するとたしかに「池」が存在している。
書かれていたのは「小女郎ヶ池」なんと読むのか分からないが、蓬莱山は一旦後回しにして、その池へ向かうことに。
小女郎峠を左側へ下っていく。
自分でも分からないのだが、「高層湿原」「池塘」と聞くとワクワクしてしまう(!?)
ワクワクしながら池岸に近づくと、思っていた以上に大きな池が現れる。
池岸は葦(アシ・ヨシ)に覆われており、池を覗き込めるところまでは近づくことができない。
おまけに泥濘んでいる。


「こじょろうがいけ」と読むようだ
池に生息している生物が気になるところだが、これ以上入ることは諦める。
おそらくアカハライモリの群生が確認されると思う。
ん!?何か視線を感じる!
鹿の親子が水辺に来ていたようだ。

この比良山地、実は池塘が多いエリア。
過去にも「八雲ヶ原湿原」へわざわざ足を運んだ。そこは旧比良山スキー場があった場所で、湿原・池塘・スキー場が存在している、していた。
そんな比良山地の池塘群、文献などを読み漁り、簡単に紹介したい。
適切な書物として良いものが見つかった。
“「比良の詩」山本武人氏・1977年” 比良の自然を「岳・滝・沼と原・峠・花・雪と氷」と項目分け、写真付きでスポットの紹介をしている。
例えば、岳~武奈ヶ岳・蓬莱山・ツルベ岳・・・など。なんとも明瞭な目次で感銘を受ける。
その「沼と原」項目に池塘の紹介がされている。
注)本書に掲載されている写真は現在のものと相違がある可能性があるため、写真のみYAMAP及びヤマレコユーザー様の活動記録から引用させていただく。
池塘の位置
本書に掲載されている池塘は全部で9箇所。
その内の7箇所を本書に沿って紹介していく。
※八雲ヶ原・小女郎ヶ池は現地確認済み
●八雲ヶ原 ●小女郎ヶ池
●スゲ原
●オトシ
●ノタノホリ
●音羽池
●カシラコ池
●杉ヤ池
●長池

(出典:Google Earth)
一箇所づつ紹介していく。
スゲ原

出典:「比良の詩」

出典:「ヤマレコ」ユーザー(2023年)
オトシ

出典:「比良の詩」

出典:「YAMAP」ユーザー(2016年)
ノタノホリ


出典:「比良の詩」

出典:「YAMAP」ユーザー(2025年)
オトワ(音羽)池
この音羽池、カシラコ池、長池、杉ヤ池の4つの池は近所同士。



出典:「ヤマレコ」ユーザー(2024年)
カシラコ池

出典:「比良の詩」


出典:「YAMAP」ユーザー(2025年)
杉ヤ池



出典:「ヤマレコ」ユーザー(2021年)
長池


出典:「YAMAP」ユーザー(2025年)
八雲ヶ原、小女郎ヶ池以外の池塘は、今後の比良山行のルートに加えていきたい😁
で、今回の山行記録を下記の動画より❗️
【出典】
・Google Earth
・Google Map
・「比良の詩」山本武人氏・1977年
・「YAMAP」ユーザー様
・「ヤマレコ」ユーザー様