“天空の苔野原”
字のとおり山頂の広大な敷地に苔が生息している山。
山名は「イブネ・クラシ」※山名です。
早速行って(登って・下って)みることにしました。
山頂までの道中は、まるで “関西の白谷雲水峡(鹿児島県屋久島)”
林道の石垣には苔がびっしり、山道に入ってからは苔の森を抜けていくといった道が続きます。
そして、イブネ山頂~クラシ山頂にかけての平原には、苔がびっしり引き詰められた苔野原が!!!
もちろん山頂なので、鈴鹿山系の山々の展望も素晴らしいものでしたが、
それを超える圧巻の風景に身動きできず、その場で立ちすくんでいました。
そんな素晴らしい苔の森・野原をご紹介いたします。



左)林道の様子
なだらかな歩きやすい林道が続きます。
右)渋川沿いの林道。
風が気持良い~。


左)砂防堰堤の苔
(こんな苔のつき方初めて見た!)
右)ズームアップ、苔がぎっしりと詰まっています。


左)ちょこんとのった苔(笑)
右)「なんでそこにいるの?」って感じです。


左)こんな生し生しポイントが点在しています。
右)ハイゴケ(這蘚)


左)木の根元にぎっしりと。
右)(おそらく)ホウオウゴケ(鳳凰蘚)


うまいこと木につかまっている苔(って感じですね)





左)苔に覆われる倒木
右)露に濡れるコツボゴケ(小壺蘚)


これはヤバイ!
見た瞬間動物の脳ミソかと。。。調べてみると、樹液に含まれている(もしくは加えられると)ファフィア酵母がアスタキサンチンという赤橙色のカロテノイドを生成、このアスタキサンチンと樹液が混ざるとオレンジ色に変色するそうです。なんと!健康効果が期待されているとのこと(見た目によらず笑)


「蓮如と頓入一夜泊まりの竈」と書かれた小屋。形から元々は炭焼き窯のような。


大きなシデの木
歴史を感じる樹皮、苔の森の主っぽい出で立ちですね。


左)ブナ。現象としてはひこばえ(?)でしょうか。窮屈ですね。
右)根本にミチノクイチイゴケ(陸奥一位蘚)


左)熊の爪痕???(びくびく)
右)ヤマシャクヤク(開花を待ちましょう〉


左)ココは完全に白駒の池の苔の森!
右)コバノチョウチンゴケ(
左)杉峠の一本杉
右)雨乞岳


左)切り株は苔の住処。
右)コツボゴケ(小壺蘚)


左)モコモコ過ぎる木
右)ホソバオキナゴケ(細葉翁蘚)かわいいフォルム。


左)尖った山が鎌ヶ岳〈右側〉
その左横には御在所岳。
右)イブネまでも苔野原が広がっています。














【出典】
・Google Earth
・Google Map
・「日本蘚苔類学会」公式サイトより
滋賀県と三重県の県境付近に鎮座
今回は甲津畑登山口から入山(下は往復ルート)