今年は巳年。
ヘビに因んだわけでもないのだが、気になっていた山、「蛇谷ヶ峰」へ。
2月寒波の合間、道中の路面状態は凍結もなく、駐車場(朽木スキー場)に到着。
早速準備を進めてGOGOGO❗️
その前に、
琵琶湖の西側、比良山地の北側、奥比良に位置する標高902mの柔らかな曲線美をもつ山である。
今年の干支でもある “蛇” の文字がはいる山名、“蛇谷”となると「ヘビがわんさかいる谷」と想像してしまい、猟奇的な雰囲気をかもし出しているが、
山頂から南東部へ流れ込む「蛇谷」という谷があり、この谷が山名の由来であると云われている。


出典: 「比良連嶺」著者: 角倉太郎氏より
「村人に聞いてもこの谷の蛇については特別に話をもっていない」また、
「水量の少ない快活明朗な谷で畏怖(いふ)されるほどの凄みもない」と記されている。
もう一点、「蛇谷よりも大野(地名)・村井(地名)間にある “蛇子谷(じゃこたに)”という小さくて陰気な谷がある。この方がずっと凄みをもっている」と。
蛇子谷の位置はこちら。


この山域だけで “蛇” がつく谷が二箇所存在するのは、やはり “蛇”にまつわる何かがあったのではないかと勘ぐってしまう。
実際に、同文献より「江州(滋賀県)は昔から蛇が多いので知られているが、比良のうちでも鴨川の中流域には他よりもいくらか蛇が多いようである。蛇谷ヶ峰も各所にイチヤクサウ(一薬草)などが目立ちのは、やはり蛇が多いことを物語っているのではなかろうか」
で、一薬草って???
蛇が多い山域であったため、もしも山中で蛇に噛まれても植栽している一薬草を傷口に塗れば、応急処置になったということですね。
合点❗️
もう一点山名に関して、富坂・高島方面(山頂より東側の集落)では「西山」と呼び、市場・岩瀬方面(山頂より北側の集落)では「ニウザン」「カセノダケヤマ」「オウナス」「オグラス」などいろいろな呼び名があったそうです。
山名の由来がなが~くなりましたが、代表的な登山コースの紹介。

山頂を視点に東側から、
1️⃣入部谷越(朽木スキー場)~7P ~ 山頂
今回はこのルートを選択、登山口は、スキー場を正面にみて右側からつづら折り道を
進む。「さわらび草原道」という登山道もあり、スキー場を突っ切る形で登り、
途中817Pで合流、山頂へ続く。
🚗駐車場は、スキー場と隣接している駐車場を利用。
2️⃣畑(地名)~須川越~滝谷ノ頭(702P)~山頂
3️⃣西尾根桑野橋~猪ノ馬場~791P~山頂
最後に北側からの登山道。
4️⃣-①くつき温泉てんくう~朽木いきものふれあいの里跡~カツラ谷~山頂
⚠️カツラ谷は崩落・滑落の危険箇所あり。
⚠️朽木いきものふれあいの里跡には駐車場はありません。
-②くつき温泉てんくう~朽木いきものふれあいの里跡~スンゴ谷~552P(右へ)
~山頂
-③くつき温泉てんくう~552P~分岐(左へ)~山頂
山頂を起点に東西南北(四方)に登山道が伸びており、それぞれに特色のある自然・景観に遭遇することができる。これも人気の一つ❗️
細かな踏み跡が薄い山道など含めると多様なルートで山行が愉しめる。







不思議❗️自分は雪面にいるのに、平地は無雪。


山行中の動画はこちらから🎥
最後にご報告!
前回の皆子山から、今回も雪山を堪能させていただきました☺️
次は、スノーシュー・山スキーとガッツリと雪山を愉しんでいきたい。
そんで、
今回の山行中、下山時に転倒😭
なんともなく、起き上がり下山、帰路。
そして6日後、脇腹に激痛が😣
(なんとなく)整形外科受診し、なんと❗️肋骨が折れてました😆😆😆
6日後に発覚とは。。。
今から思えば、自分で起き上がることもできたし、歩行することもできたので大事にはいたらなかったのが幸いです。
山の怖さ、家族への連絡、遭難救助保険、そして自身の体力(筋力)を再認識する良い機会となりました。
皆様もお気をつけて山行にのぞんでください。
【自身の保険】
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【出典】
・Google Earth
・Google Map
・「比良連嶺」著者: 角倉太郎氏