【尾瀬散策】雨予報からの晴れ!初めての山小屋泊(#105)

サムネイル ハイキング

新潟県・福島県へ遠征シリーズの第二弾。
「尾瀬散策」

尾瀬は広い、「尾瀬国立公園」の全体面積は約37,200ha(東京ドーム80,000コ分・琵琶湖の半分強)ととてつもない広大な面積を有しています。
この広大な湿原、どうやって散策しようか?が計画をたてる際の大きな課題に。
至仏山・燧ヶ岳登りたいし、尾瀬ヶ原、尾瀬沼も散策したいし、三条ノ滝・平滑ノ滝も見てみたいなどなど。
欲を言えば全て制覇したいのだが、日程と歩行距離(体力)を考えるとやはりエリアは絞られる。

尾瀬ヶ原方面は6年前に一度訪れている。
水芭蕉群生が見たいと6月に結構、それも日帰り。予想通りの雨模様で幻想的な尾瀬ヶ原を味わえたのだが、羽織っていたレインがポンコツ過ぎた😅撥水ゼロ、なんなら吸収する勢い😅
水が染み込み、激寒状態に😭ガタガタ震え、即座に撤退。。。
鳩待峠~牛首辺りで折り返したのかな(?)当時は登山アプリも持たずに行っていたので、ログが定かではない。

6年前の尾瀬ヶ原
●水芭蕉の群生
花はこれからって時期でした
6年前の尾瀬ヶ原_2
●大粒の雨の尾瀬ヶ原



尾瀬沼散策のルートとコースタイム(11km・5時間30分)

協議を重ねた結果、「尾瀬沼メイン」での散策を考慮したルート計画をたてました。
そこには、初めての山小屋泊もプラスオン。
決まったのが、下図のルートとなります(1日目)

尾瀬沼散策ルート
尾瀬沼散策ルート

コースタイム: 5時間30分
距離: 11km
ほぼ下りのルートとなる。






散策動画

同じ風景が続きますが、動画も作成しました。
まずがご視聴してください。

沼山~尾瀬沼~原の小屋






「尾瀬」の成り立ち|2億5千万年かけてできた高層湿原

ここで簡単に「尾瀬」形成の歴史に触れてみます。

「尾瀬」の成り立ち
  • 約2億5千万年
    前~
    尾瀬の土台となる地層の誕生

    ●尾瀬の基盤となっている岩石は日本最古の地層のひとつである「秩父古生層」で、今から2億5千万年以上前にできた粘板岩を主体とする堆積岩。至仏山は、2億年以上前に地面が隆起して形成されました。
    ●その後、周辺山域の火山活動によって生成された安山岩が尾瀬の大部分を覆うことになりました。


  • 約10万年前~
    約8,000年前
    火山噴火による湖沼と盆地の形成

    ●約10万年前(諸説あり、数万年前とも)に東北地方最高峰の燧ヶ岳(ひうちがたけ)が噴火し、只見川や沼尻川の流れがせき止められたことで、尾瀬ヶ原や尾瀬沼の原型(湖沼や盆地)が誕生しました。
    ●さらに約8,000年前には岩屑なだれ(山体崩壊)が発生し、現在の尾瀬沼が形成されたと考えられています。


  • 約8,000年前~
    低層湿原の広がりと泥炭の蓄積

    ●当時の尾瀬ヶ原は土砂で埋まった盆地でしたが、周囲の山々から流れ込んだ土砂によって川の両端に「自然堤防」ができ、その間の水はけの悪い場所が湿地帯となってヨシなどの水生植物が繁茂しました。
    ●尾瀬の年間平均気温は4℃と冷蔵庫の中とほぼ同じであるため、枯れた植物が完全に腐敗しません。
    ●未分解の植物が水中に堆積し続けることで「泥炭層」が形成され、地下水や流入水によって潤う「低層湿原」が発達していきました。



  • 数千年の
    プロセス
    ミズゴケの侵入と高層湿原への進化

    ●ヨシなどが堆積した泥炭層が年月を経て盛り上がり、凸レンズのように中央部が高くなると、地下水の水分だけでは湿原全体を潤すことができなくなります。
    ●そこに雨水だけで育つことができるミズゴケが侵入し、湿原の中央部で枯れて堆積を繰り返すことで、現在の「高層湿原」ができあがりました。
    ●尾瀬の泥炭が堆積するペースは1年間にわずか約0.7〜0.8ミリ(1ミリ弱)であり、厚さ4.5〜5mに達する現在の泥炭層が形成されるまでには、6,000〜8,000年もの長い年月がかかっています。

いよいよ散策の当日。

温泉民宿ももたろう

4時起床で宿(「温泉民宿 ももたろう」)を出発。昨晩は雨、なんとか晴れそうな気配。女将さんの手作り弁当(デカおにぎり2個+おかず)を持ち、出発。




御池駐車場から沼山峠へ|シャトルバス始発は6:30

6時に「御池駐車場」に到着。
故障なのか?駐車場のゲートが開かず待機。後方の郡山市から来られていた3人家族の方々が声をかけてきた。「わたしたちの前の車までゲートが開いていた、わたしたちからゲートが開かなくなった。問い合わせの電話番号があるので電話していただけませんか」と。自分たちの携帯電話は電波が入らないようだ。そういうことならと、電話をかけるも(ドコモはつながった)コールのみで電話はつながらない。
原因はわからないが、とにかく待ってみることに。そうすると、(おそらく)自治体の方が到着し、ゲートのボックス内を触るも、復旧できないため「とりあえずゲートバーを上げますので、通ってください」「出る際は、売店内にいる店員に事情を話してください」とのこと。後方は入庫待ちの車の長蛇の列になっていました。入庫し出発準備を進める。声をかけてきた3人家族、後々いろいろと助けてくれのだ。

御池駐車場
●御池駐車場
思いのほか空いているイメージ
シャトルバス
●沼山峠までのシャトルバス
始発(6:30)に乗れた





7時前に沼山峠に到着。
バスを降り、朝食を食べるベンチを探していると、先ほどの3人家族のお父さんが「シートにこれ落とされてませんでしたか?」と。ペットボトルの水。ザックを荷棚から下ろした時にポケットから落ちたものだ。「すみません、ありがとうございました」とお礼を言い、偶然が重なっていく。

女将さんの朝食弁当をココで食べることに(半分だけ)
写真はないが、男性握りこぶし大もどあるおにぎり2コ(デカッ)を頬張る。

沼山峠
●沼山峠
沼山峠休憩所
●沼山峠休憩所




沼山峠から大江湿原へ|濡れた木道に注意

ココからは尾瀬を堪能していく。

「尾瀬」看板辺りで、先ほどの家族三人のお母さんに声をかけられる。「わぁッ」とびっくりするも、「タオル落とされましたよ」と。腰にぶら下げていたタオルを落としていたようだ。。。これで2回目。なんともかんとも偶然は重なるようだ。お礼を言い「気をつけます~😅」

濡れた木道
●濡れた木道
木道
●案の定、滑って転倒😓
クマザサ
●見事なクマザサ
大江湿原
●大江湿原
これぞ、尾瀬!
「尾瀬」看板




尾瀬沼を半周|浅湖湿原と白砂湿原

沼尻休憩所で休憩中に、落とし物を2回も拾ってくれた3人家族が!
お声をかけ、そこから談笑が始まる。郡山市在住の親子3人。尾瀬に行ったことがなかったので行ってみようと日帰りで(もう折り返すようだ)。福島県内の観光話をすると、もう福島県は極めましたねとのこと。落とし物を拾っていただいたお礼を再度言い、その場でお別れしました。不思議な不思議な出会いでした。

燧ヶ岳
●ド~んと「燧ヶ岳」
浅湖湿原
●ここは「浅湖湿原」というんだ
尾瀬沼
●圧巻の「尾瀬沼」
トンボ
●トンボが多い時期
小さな害虫を捕食してくれるからいい奴
ヤマナメクジ
●出ました「ヤマナメクジ」
大きいものだと20cmくらいになる個体も
白砂湿原
●「白砂湿原」
尾瀬沼と沼尻休憩所
●尾瀬沼と沼尻休憩所




初めての山小屋泊|見晴「原の小屋」で驚いた4つのこと

樹林帯を抜けてラストスパート。
0:30 無事に見晴(みはらし)に到着。
原の小屋でチェックイン。お風呂は15時から入れるそうで、それまで周辺をブラブラ。
お隣りの燧小屋でランチタイム。
その後は尾瀬ヶ原の方へ足をのばしてみる。

初めての山小屋でびっくりしたこと。
・部屋に鍵がない
・蛇口から水が出る
・ウォシュレットトイレがある
・石鹸・シャンプー使える

宿までもう少し
●宿までもう少し
原の小屋
●ついた~「原の小屋」
桧枝岐小屋のラーメン
●「桧枝岐小屋」のラーメン(馬)
原の小屋の部屋
●何か昔懐かしい部屋
原の小屋の夕食
●夕食
尾瀬ヶ原方面
●尾瀬ヶ原方面へ
至仏山
●遠くに「至仏山」
至仏山_2
●「至仏山」
燧ヶ岳と弥四郎小屋
●「燧ヶ岳」と「弥四郎小屋」




尾瀬ヶ原方面から望む至仏山と燧ヶ岳の夕暮れ

夕暮れが最高でした。

夕暮れと至仏山
●夕暮れの「至仏山」
景鶴山
●「景鶴山」
おやすみ~
●おやすみ~






8月の尾瀬|天候のパターンと混雑の実感

台風13号の影響でずっ~と雷雨予報の檜枝岐村地方。
距離があるので一度入山(湿原内)すると、出るのにも時間がかかるため、行くか?やめとくか?前日寝るまで思案していました。
来てよかった!
なんとなくではあるが、“夕方~夜中まで雨、明け方~夕方まで晴れ”のパターンがあるように思う(夏の天候)

ハイシーズンの人気の山で大渋滞的なことが起こるのかと思っていたが、散策路は思っていたよりハイカーは少ないように感じた。この広大な湿原でハイカーもバラけるのか???
散策するコースが同じ、歩行ペースが同じであれば同じ人にあうようにも思われるが、今朝の親子3人との4度にわたる遭遇、それも落とし物を2回も拾っていただいた出来事は不思議な体験でありました(お名前も訊いていないが)もしこの記事を読んでいただいた際は、ご連絡いただければ幸いです。

【出典】
 ・Google Earth
 ・「温泉民宿 ももたろう」公式サイト
 ・「原の小屋」公式サイト